もあ・あぐりー

　正月の我が家の食卓に欠かせないのが”鮮魚小林”の
”だし巻き玉子”である。毎年暮れになると牛久駅西口
北側にあるこの店に足を運ぶ。以前は、駅のすぐ近くに
あったが、地域の再開発のため転居し、仮店舗で営業中
である。

　小林さんとは、以前牛久に住んでいた時からのお付き
合いで、かれこれもう２０年以上になる。普段は近くの
スーパーで済ませるが、毎年正月だけはここにお世話に
なっている。

　車を走らせながら、去年は生憎の大雪の日であったこと
を思い出していた。雪の降りしきる中、妻と一緒に仮店舗
を探して買い出しをしたのだが、驚いたことに一年経った
今でも再開発地域の景色は変わっていない。

　駅前の”西友”が閉まってから、随分と久しいが最近
になって始まった西口北側の再開発も、ここ暫くほとんど
進展しているように見えない。牛久駅周辺が昭和５０年
代の活況を取り戻す日は、いつ来るのか・・・。

　小林では活きのいい魚が沢山並んでいるが、昆布巻き
や羊羹、厚焼き玉子、あなごの煮付けなど自家製のもの
がとても美味しい。中でも我が家で一番の人気は、だし
巻き玉子（伊達巻き）である。焼き加減が絶妙で、ふん
わりとした食感がとても気に入っている。もちろん味も
申し分ない。これがなければ正月がやって来ない。

　帰りがけにはヨーカ堂にまわって、餅やお飾りを買い
込んで来た。帰宅後、寒風吹く中で車も洗った。あとは
犬小屋と家の掃除である。