「典故300則」その2142013年04月16日 22:08


 今日の言葉は“弹冠”。直訳すれば“冠をたたく”という意味になる。日本には

“散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする。”という川柳?があるが、冠

をたたくと一体何が出てくるのか。

 典故300則その214:弹冠 tan guan

 漢朝の王吉と贡禹は親友であった。人々は言った。“王吉在位,贡公弹冠。”

その意味は、王吉が官職に就けば、贡禹も冠の埃を払い、就任の準備をする。

これは、二人の仲の良い関係を説明しており、一人が仕官すれば、もう一人も

将来仕官できるという意味である。

 後に“弹冠”は他人の仕官を祝うことを喩え、“弹冠相庆”は間もなく仕官しよ

うとして、互いに喜び合うことに用いるようになった。

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