「典故300則」その2232013年04月25日 07:40


 今日の主役は、中華民国を建国し“中国革命の父”と呼ばれ、今も多くの中国

人民から尊敬を集める“孫文”。 号を“中山:ちゅうざん”といい、“中山公園”や

“中山路”など、中国各地至る所で彼の名を目にすることができる。

 典故300則その223:天下为公 tian xia wei gong

 “天下”とは古くから国或いは国の統治権を指している。この故事の出自は《礼

记・礼运》の中の一節にある。 “孔子が言った:大道之行也,天下为公,选贤与

能,讲信修睦。”その意味は、国家は皆のものであり、有能な者を登用して統治

すべし。(信を重んじ睦を整えて)

 孫文(字は逸山、号は中山)は“天下为公”の話をとても尊重し、彼はこの四文

字を大きく書いて子孫に壁に掛けさせた。