「典故300則」その222 ― 2013年04月24日 09:07

洋の東西を問わず、人は理想的な世界を求める。理想郷、桃源郷、楽天地
楽園、極楽、パラダイス、ユートピア、アルカディア・・・色々な呼び方がある。
典故300則その222:天堂 tian tang
“天堂”は元来宗教用語として、現実の世を離脱した麗しい世界を指している。
仏教の教えに寄れば“天堂”は三界(欲界・色界・無色界)六道(天道・人間道・
修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)の中の一つで、道家の教えに寄れば“天堂”
は仙人の世界を言う。
今では一般に“天堂”は美しい世界、理想の境地を喩える。
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