「典故300則」その202 ― 2013年04月02日 09:25

今日のテーマは“失足”、もともとの意味は“足を滑らす、足を踏み外す”
ことだが、転じて“失脚する、大きな過ちを犯す、堕落する”などに用いる。
“不良少年”を中訳すれば、さしずめ“失足青年”という処である。
典故300則その202:失足 shi zu「典故300則」その202
《礼记 表记》の中で孔子が説く。“君子不失足于人。”その意味は、君子
は自らの本来の役目と他人に従うべきことを見失うことはない。“失足”は、
もともと自らの本来の役割と他人に任せるべきことを見失うことであり、そ
の後、過ちを犯すことを喩えるようになった。
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