無期懲役?2010年11月01日 21:57


 裁判員裁判で初めて死刑を求刑された「耳かき店員殺害事件」に無

期懲役という判決が下った。死刑が減刑された理由は“極刑に値する

ほど悪質とは言えない“、”計画性がなかった“、”前科がなく、まじめに

働いてきた“ということである。まったく落ち度がない被害者に対し、そ

の執拗で残忍な手口でも悪質とは言えないのか。予め凶器を準備し、

人目を避けた深夜の犯行でも計画的では無いと言うのか。私にはとう

てい理解できない。被害者の遺族の方々の気持ちを想うととてもやり

きれない。

 毎回死刑の判断基準として話題に上る永山事件は、未成年の少年

の犯罪である。今回の犯罪は42才の大人が犯したものであり、無知

の涙では無いのである。いつもこういう凶悪犯罪の判決を聞く度、日本

の刑法の曖昧さ甘さに対し、虚しさや憤りを感じてしまう。確かに法を

糧とする彼ら(裁判官や検察、弁護士など)にとって、犯罪者はお客様

なのである。犯罪者がいなくなれば彼らの出番は無くなる。彼らの仕事

を作り出す犯罪者は、彼らにとって無くてはならない存在であり罪を重

ねる再犯者は、大事な大事なお得意様なのである。現在の日本の刑

法は“犯罪者保護法”であり、裁判制度は“犯罪者擁護システム”と化

している。

 全てとは言わないが、被害者に落ち度がなく、明確な殺意を持って

人を殺めた場合は、被害者の人数に関係なく極刑に処すことが公平な

裁きではないだろうか。今回の様な司法関係者の生活安定の為の茶

番は、もうたくさんである。

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