「典故300則」その2382013年05月11日 10:29


 各种各样gezhonggeyang,形形色色xingxingsese,种类繁色zhonglei

fanse、いずれも今日の言葉“五花八门”の同義語である。日本語で言

えば“種々雑多・変幻自在”ということになる。

 典故300則その238:五花八门 wu hua ba men

 “五花”と“八門”は昔の兵法に於ける陣形の名称であり、“五花阵”

“八门阵”と呼んだ。その後、五花八门は色々な職業の隠語となった。

“五花”:金菊花は茶売り娘、木綿花は漢方医、水仙花は酒場の歌姫、

火辣花は寄席芸人、土牛花は荷担ぎ人足である。

“八门”:一つ目の門は巾で占い師、二つ目は皮で薬師、三つ目は彩

で手品師、四つ目は挂で曲芸師、五つ目は平で講談師、六つ目は团

で街頭歌手、七つ目は调で製本師、八つ目は聊で役者である。

 よって“五花阵”と“八门阵”は多様な戦略のことで、後に“五花八门”

は色々な形にあれこれ変化することを喩える。