「典故300則」その242 ― 2013年05月15日 07:53
先日、孫のために“万華鏡”を作ってみた。 百均で買ってきたものだが侮る
なかれ、中に入れる飾り石にワイシャツのボタンを加えてみると、意外と綺麗
な図柄が出現する。惜しいかな、3歳になったばかりの孫には、まだ少し早か
ったようだ。
典故300則その242:西洋镜 xi yang jing
中国の庶民の遊びに、西洋鏡と呼ばれるものがあった。 小さな箱に絵の描
かれた札を入れ、上面には凸レンズを張り、レンズを通して大きく引き伸ばした
画面を見ることが出来るものである。
最初に用いた絵札は、その多くが西洋の絵であったことから“西洋镜”あるい
は“西洋景”と呼ばれた。 以来、 “西洋镜”は稚拙なばかばかしいもの、ペテン
師のことを喩えるようになった。
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