「典故300則」その191 ― 2013年03月14日 20:39

今日の主人公は、春秋時代、斉の第26代君主の景公。宰相の晏嬰の手腕
のおかげで、覇者である初代桓公の時代に継ぐ第2の栄華期の君主となった
が、自身は贅沢を好んだ暗君として史書に名を残している。親馬鹿ちゃんりん
茹で小豆。
典故300則その191:孺子牛 ru zi niu
“孺子”とは子供のこと、“孺子牛”とは人が牛になって子供に牽かせる遊びの
ことである。
春秋時代、斉景公はとても子供の安孺子を可愛がっていた。安孺子が小さい
頃、景公はいつも口に縄を銜え牛になって子供に牽かせ、地面を這い這いして
いた。
ある時、孺子が不注意から転んで景公の歯が折れてしまったが、景公は少し
も怒らなかった。
“孺子牛”は、今では喜んで庶民のために力を尽くす人を喩える。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://moreagree.asablo.jp/blog/2013/03/14/6747095/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。