スティング:小泉政権vs民主党(3)2006年02月28日 22:39

 いよいよ民主党にとって最悪の事態になってきた。今回
の事件での一番の失敗は”民主党の幼稚さ”を遍く世間に
露呈してしまったことである。前原代表を始め、党執行部
たちの稚拙さは目を覆いたくなる。永田議員にいたっては
論外である。

 人は起こしたことで非難されるのではなく、起こした
ことに,どう対処したかによって非難されるのである。
これはクライシスコミュニケーションの基本中の基本で
ある。企業が事件や事故を起こした時、トップの対応が
その組織の命運を決める。

 社長が記者会見席で”私は寝ていないんだ!”と怒鳴
って消えていった雪印乳業、リコールを隠し続けて客を
失った三菱自動車、日本中を敵にまわしてしまった東横
インの西田社長の記者会見。総て、トップの危機意識の
欠如が招いたものである。

 組織はそのトップの持つ意識と品位で決まる。組織は
トップの持つ意識と品位以上には決してならないものだ。
今回の対応を見て、昔のマスコミ対応の心得が思い出
された。
①.取材を逃げてはならない。むしろ堂々と応じる。
 ・どうせ書かれるならば,こちらの言い分をきちんと
  伝えるチャンスと考える。
②.電話取材には即答しないで,折り返し返事をする。
 ・こちらから折り返し回答する旨を伝え,説明内容の
  確認と吟味をし、すみやかに回答すること。
③.話せる内容と話せない内容を明確に区分して話す。
 ・その場しのぎのゴマカシと嘘や推測は、マスコミの
  不信と批判を増幅させる。
④.法的見地や企業倫理に立ったコメントは述べない。
 ・マスコミの視点は、社会的責任や道義的責任への
  コメントである。
⑤.ポジションペーパーを必ず渡す。
 ・マスコミ各社に対して,情報のバランスを図るため
  の有力なツールである。      加油!民主党

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