事典と辞典と字典2006年02月01日 00:15

 似て否なるものに”事典”と”辞典”と”字典”がある。
”事典”はエンサイクロペディアのことで、色々な事柄を
集めて、その一つ一つを解説したもので、百科事典や
人名事典などがある。

 事典の語源は、昭和6年に平凡社が発刊した”大百
科事典”に初めて用いたと言われている。他と区別を
するために”ことてん”と呼ぶこともある。

 ”辞典”はディクショナリのことで、文字や単語または
いろいろな事柄について、その読み方や意味・語源・
用例などを解説したもので、国語辞典や英和辞典、
日中辞典などがある。”ことばてん”と呼んで他と区別
することもある。

 ”字典”は、とくに漢字の読み方や意味などを解説した
もので、三者の中では最も狭義に用いられ”もじてん”と
呼ばれ、他と区別することもある。

 ”ことてん”、”ことばてん”、”もじてん”、似て否なる
ものである。