「典故300則」その1782013年02月27日 07:17


 今日のテーマは“千里眼”、仏に仕える四天王のひとり広目天が、この能力を

備えていたとされる。 広目天はサンスクリット語で“ヴィルーパークシャ”と言い、

本来「種々の眼をした者」あるいは「不格好な眼をした者」という意味だが、「尋

常でない眼、特殊な力を持った眼」さらに“千里眼”と拡大解釈され、広目と訳さ

れた。

 典故300則その178:千里眼 qian li yan

 昔、杨逸という清廉な官吏がおり、職権を傘に着て民を苦しめる役人を心から

憎んで多くの密偵を放ち特にそのような悪徳官吏の行為を探った。疏广の配下

は外で活動する時、みな自ら食料を携帯した。民は彼らがこのような決まりを遵

守するのを見て、総菜を作って、こっそり彼らに食べさせようとした。

 彼らは言った。“杨さまは千里眼なのに、我々がどうやって彼を騙すことができ

ますか?”この中の“千里眼”とは杨逸の耳目を言い、今では眼のよい人、見通

しのきく人を形容している。