「典故300則」その1762013年02月25日 09:11


 今日のテーマは“七夕”、ご存知牽牛星と織女星のラブストーリーである。牽牛星

は“わし座”の中で最も明るい恒星で、アルタイルとも呼ばれている。また、織女星

は“こと座”の中で最も明るい恒星でベガとも呼ばれている。二つの星は天の川に

隔てられ、約14光年の距離にある。 この二つに“はくちょう座”のデネブを加えた

三つの一等星が“夏の大三角”を形成している。

 典故300則その176:七夕 qi xi

 “七夕”は旧暦七月七日の晩のことである。昔の風習で、この日の夜女達は庭に

一脚の卓を並べて果物を供え、織り姫星に向かって、手芸の上達と賢くなるよう願

い、心を込めて手を合わせた。

 この風習は古代の神話《牛郎织女》が由来となっている。言い伝えに寄れば牽牛

と織女は七夕の夜天の川で出会う。