大相撲春場所(その2)2006年03月26日 11:28

 春場所千秋楽は、最高の結果で終えた。横綱朝青龍は
見事優勝を勝ち取り、栃東は12勝を挙げ来場所に横綱
昇進の望みを繋いだ。人気の大関魁皇は負け越し引退
を免れ、関脇白鵬も大関昇進を確定させた。

 あまりにも出来すぎた結末であると考えるのは私だけ
ではないだろう。大相撲人気が低迷し、観客が漸減する
中で協会は毎場所話題作りに必死である。期待していた
若の里や稀勢の里といった若手日本人力士達が、伸び
悩んでいる今、来場所も上述の4人や琴欧州の話題で
観客動員を期待できることになった。

 そして、十両で見事全勝優勝を飾った三保ケ関部屋の
期待の星”把瑠都”の新入幕も、大きな話題になること
だろう。”把瑠都凱斗”、本名は”カイド・ホーヴェルソン”
エストニア共和国出身の21歳、197cm164kgの恵ま
れた体格を備えている。

 大相撲春場所は、幕内優勝と三賞がすべてモンゴル勢
十両優勝はエストニア出身の把瑠都で終わった。先日の
WBCで惨敗し初めて自身のポジションを思い知らされた
MLB、外国人力士にその存続を委ねざるを得ない大相撲
どちらも同じ状況に置かれている。

 観客に支持され続けるためには、小手先の話題作りや
了見の狭い愛国心からの怪しげな勝利ではなく、観客に
媚びることなく、フェアなプレーを続けることこそが、真の
感動を呼ぶことを肝に銘ずる必要があろう。