龍下村塾(その2) ― 2006年03月14日 23:48
松原さんの龍下村塾では”がまの油の口上”を、教材と
して暗唱を始めている。龍下村塾は近所に住む小学生を
対象に始めたものだが、ユニークなカリキュラムに子供達
も喜んで取り組んでいる。
”がまの油の口上”は、松原さんご自身がエコマネーの
会などで、日本刀(もどき)を持ち込み、身振り手振りを
交えて熱演されている十八番の持ちネタでもある。我々
の年代は、宴会用などに誰もがいくつかの暗記物を持ち
ネタとして持っている。
私も中学生の頃、教科書に載っていた古典などを暗唱
させられ、源義経の”ひよどり超え”や、宇治拾遺物語の
一節などが、酒席などで今でもいくつかが頭に浮かんで
来る。
< 児のかいもちするに空寝したる事 >
今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち宵のつれづれ
に”いざ掻餅ひせん”といひけるを、この児心寄せに聞
きけり。さりとて”し出さんを待ちて寝ざらんもわろかり
なん”と思ひて片方に寄りて、寝たる由にて出で来る
を待ちけるに、すでにし出したるさまにてひしめき合ひ
たり。
この児”定めて驚かさんずらん”と待ちゐたるに、僧の
”物申し候はん。驚かせ給へ”といふを、うれしとは思
へども”ただ一度にいらへんも、待ちけるかともぞ思ふ”
とて”今一声呼ばれていらん”と念じて寝たる程に”、や、
な起し奉りそ。幼き人は寝入り給ひにけり”といふ声の
しければ、あなわびしと思ひて、”今一度起せかし”と
思ひ寝に聞けば、ひしひしとただ食ひに食ふ音のしけれ
ば、すべなくて、無期の後に、”えい”といらへたりけれ
ば、僧たち笑ふ事限りなし。
して暗唱を始めている。龍下村塾は近所に住む小学生を
対象に始めたものだが、ユニークなカリキュラムに子供達
も喜んで取り組んでいる。
”がまの油の口上”は、松原さんご自身がエコマネーの
会などで、日本刀(もどき)を持ち込み、身振り手振りを
交えて熱演されている十八番の持ちネタでもある。我々
の年代は、宴会用などに誰もがいくつかの暗記物を持ち
ネタとして持っている。
私も中学生の頃、教科書に載っていた古典などを暗唱
させられ、源義経の”ひよどり超え”や、宇治拾遺物語の
一節などが、酒席などで今でもいくつかが頭に浮かんで
来る。
< 児のかいもちするに空寝したる事 >
今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち宵のつれづれ
に”いざ掻餅ひせん”といひけるを、この児心寄せに聞
きけり。さりとて”し出さんを待ちて寝ざらんもわろかり
なん”と思ひて片方に寄りて、寝たる由にて出で来る
を待ちけるに、すでにし出したるさまにてひしめき合ひ
たり。
この児”定めて驚かさんずらん”と待ちゐたるに、僧の
”物申し候はん。驚かせ給へ”といふを、うれしとは思
へども”ただ一度にいらへんも、待ちけるかともぞ思ふ”
とて”今一声呼ばれていらん”と念じて寝たる程に”、や、
な起し奉りそ。幼き人は寝入り給ひにけり”といふ声の
しければ、あなわびしと思ひて、”今一度起せかし”と
思ひ寝に聞けば、ひしひしとただ食ひに食ふ音のしけれ
ば、すべなくて、無期の後に、”えい”といらへたりけれ
ば、僧たち笑ふ事限りなし。
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