WBC(その2)2006年03月16日 21:21

 完敗であった。WBC二次リーグの対韓国戦は2対1
で、予選リーグと同じく1点差で敗れた。これでチャウ
シンチーの出番はなくなってしまった。映画の少林サッ
カーで言えば、準決勝の美女軍団に敗れてしまったとい
うところだ。

 それにしても韓国の強さには本当に驚かされた。彼ら
の途切れぬ集中力は、日本も大いに見ならうべきところ
である。ワンシーズンの長丁場を戦い抜くならば、おそ
らく日本チームが勝ち超すのだろうが、ここ一番の短期
戦には、精神力の面でとうてい及ばない。

 しかし、この敗戦のおかげで初戦の対アメリカのもや
もやした気持ちが”フッ”と軽くなった気がする。所詮
韓国には勝てなかったということで、あの悪夢のような
敗戦が無く、運良く決勝トーナメントまで歩を進めたと
しても、優勝はとうていおぼつかなかったのだと考える
ことができるからだ。

 今回のWBCを振り返ってみると、1989年の日本
シリーズ”巨人対近鉄”を思い出す。この時パリーグを
制した近鉄は、初戦から3連勝をし、そのインタビューに
答えた近鉄ナインは、口々に”巨人よりも阪急の方が
ずっと強かった”とコメントした。

 これを聞いた巨人ナインは、がぜん奮い立ち、4戦目
から死力を尽くして戦い、4連勝して見事逆転優勝して
しまった。

 今回のWBC開催にあたって、日本の某選手が”予選
リーグでは、向こう30年間2度と戦いたくないと言わ
しめるよう、徹底的に負かしてやる”と放言した。

 結果は、この通りである。謙虚さを忘れては、勝利の
女神も微笑まない。それでも一縷の望みを捨てられない
私は、やはりノー天気な日本人の一人なのだ。