コムハウス(その3)2005年07月25日 19:42

 昨日24日(日)午後、前長野県NPOセンター常務理事
を経て、現在松本市の収入役を務めておられる市川博美
さんが、コムハウスを訪問された。KCNの重鎮飯田さん
がNGO活動を通じて知り合われた方で、KCNの前身
であった県南NPO研究会時代に、松原さんとも何度か
お会いし、お世話になったことがあるそうである。

 今回の目的は情報交換で、彼女が継続しているNGO
活動の紹介とコムハウスの活動状況の紹介である。

 彼女等(飯田さんも継続中です)の活動は、ネパール
王国への教育支援活動で、貧しい山間部のシウデニ村と
カガチ村に学校を建てたり、優秀な子供達への高等教育
を受けるための資金援助などである。

 ネパール王国は、その名のとおり立憲君主制で日本の
皇室とも極めて良好な親交を続けている。国土は14万
7千平方キロメートル、人口は2,474万人で、中国と
インドに挟まれた”陸封国”である。ほぼ東西に広がった
細長い地形は、北側にはヒマラヤ山脈が走り、東には
世界の至峰エベレストが聳えている。

 スライドで紹介された村の様子からは、急峻な山間の
厳しい日常生活を滲ませていたが、人々の表情はとても
いきいきとしている。特に子供達の屈託のない笑顔は、
物質に満たされ拝金主義に毒された最近の日本の子供
達には見られない、とても清々しいものであった。

 少々脱線するが、スライドを見て驚いたことは、私が
昭和40年代に見たジャンポールベルモンド主演のドタ
バタ映画”カトマンズの男”の風景と全く変わっていな
かったことである。この40年、まるで時間が止まって
いたかのように見えた。

 コムハウスを訪れる方々は実に多士済々で、共通点は
どなたも”やりたがり精神”に溢れ、活力漲る方達ばかり
である。この11月にも、現地視察のツアーを計画され
ているという。国際協力に興味のある若者(気持ちだけ
でも可)は、飯田さんまでご連絡下さいとのこと。