代打2006年04月21日 20:18

 今日は、午前中の”国際健康磨奨教室”を終えてから
小貝川の排水機場に出かけた。コブ白鳥の夫婦に餌を
やるためである。もう10年以上も、毎日欠かさず餌やり
を実施しておられる”白鳥を守る会”の白浜さんに代わっ
てのことである。

 昨年の夏に一度体験しているので、要領は大体解って
いた。前の日に摘んでおいた大きなレジ袋にいっぱいの
シロツメ草(クローバー)と、とうもろこしと雑穀の混じった
野鳥の餌、そして細かくちぎった食パンとを持って、白浜
さんが作られた餌場へ出かけた。

 時刻は午後一時を少し回っていたが、白浜さんが用意
してくれたマニュアル通り、餌場のすぐ近くには釣り人が
糸を垂れていた。近くの釣り人に会釈し、餌桶に水を入れ
ていると、大きな白鳥が一羽寄ってきた。凄い勢いで近づ
いて来ると、目一杯に翼を広げて私を威嚇してきた。

 どうやらオスの”平六”らしい。抱卵期の白鳥は非常に
獰猛である。翼を広げながら固そうな嘴を前に突き出して
来る。嘴の上に座った大きなコブが、遠くからは想像でき
ない悪役顔を作りだしている。白浜さんが用意してくれた
”笹の小枝”で追い払いながら、平六さんご一家のランチ
の準備を整えた。

 皇室御用達のコブ白鳥も今は少々気が立っているよう
だが、抱卵期を過ぎればきっと優雅に水面を滑る姿を見
せてくれることであろう。

 明日は小貝川花と緑の会のみなさんが活動10周年を
記念して”フラワーフェスティバル”を開催される。会場で
は白浜さんが募金箱を用意して白鳥のための資金カンパ
を募られるという。市の鳥である”白鳥”を市民みんなで
応援しよう。白浜さんお疲れさま。