プロデューサーズ2006年04月18日 23:16

 今月の妻との映画約会は、ブロードウェイミューカルを
映画化した”プロデューサーズ”にした。マキノ雅彦監督
の”寝ずの番”にするか迷ったが予告編を見た限り楽屋
落ち映画の匂いがしたので、またの機会にした。

 ミュージカル映画といえば、私の選ぶベストスリーは
ユル・ブリナーとデボラ・カーの”王様と私”、ジュリー
アンドリュースの”サウンド・オブ・ミュージック”そして
オードリー・ヘプバーンの”マイフェア・レディー”の3本
である。

 今日の作品はこの3本の足下にも及ばない凡作では
あったが、久しぶりのミュージカル映画で、そこそこ楽
しんだ。この作品はブロードウェイでの生上演では高い
評価を受け、トニー賞12部門を受賞している。

 主演のネイサン・レインは、舞台「ローマで起こった奇
妙な出来事」で昨年のトニー賞主演男優賞を獲得した
今売り出し中の映画俳優で、舞台育ちの実力派である。
年齢も40歳と決して若くはなく、とても美男子とは言え
ないが、味と深みのある演技は魅力的である。日本の
役者で例えれば西田敏行といったところである。

 ストーリー展開も平坦で、人の心に訴えて来るものも
無かったが、迫力有る歌と踊りは理屈抜きで楽しむこと
ができた。来月は、いよいよトムハンクスの”ダ・ヴィンチ
コード”がやって来る。