お婆ちゃんお疲れさま(その2)2006年04月12日 23:54

 夕べはインターネットでペットを火葬してくれる斎場を探
した。龍ヶ崎市内には見つからなかったが、隣の千葉県
印西市に”印西動物霊園”というのを見つけた。私の家
から30分ほどで往ける、割と近い処だ。
 
 朝一番に電話で葬儀を予約してから、午前中コムハウス
に詰めた。午後は会員仲間の吉川さんに留守番をお願い
して家に戻り、妻を乗せて”印西動物霊園”に向かった。

 助手席に乗った妻の膝の上には、昨夕亡くなった我が
家のアイドル”ジュリー”が、生前好んで昼寝をしていた
洗濯籠の中で、あの頃のように眠っていた。

 斎場からの指示で、途中花屋に寄り花束を3つほど買
い込んだ。他にも家の水、生前のスナップ写真、ペット
フード、カメラなどを持参した。

 約束の午後3時ちょっと前に、斎場に着いた。坊さんは
居なかったものの、持参した家の水で末期の水を含ませ
たり、花に埋もれた亡骸を前に何度も何度も焼香したり
人間並の手篤さである。

 焼き場に入ったジュリーは、20分ほどで真っ白な遺骨
となって戻って来た。二人が箸でつまんで、ひとつひとつ
骨壺に収めるのも人間と同じだ。骨壺は朱に錦糸の立派
な袱紗に包まれた。

 葬儀の最中何度も妻に泣かれたが、22年という並の
猫の倍近くも長生きさせることができ、最期を人間並み
の立派な葬儀で送ることができたことで、一応は満足し
てくれたことと思う。

 額の中では、元気な頃のジュリーが人に媚びない毅然
とした姿でこっちを睨んでいる。永い間お疲れさま・・・。