恥を知るべし2006年06月17日 22:50

< 苦しい答弁を続ける福井日銀総裁 >

 日銀総裁の福井氏が満天下に恥を晒している。何とも
見苦しい限りである。内部情報を元にした株取引はイン
サイダー取引として法で固く禁じられている。

 ましてや、株価に直接影響を与える日銀の金利政策の
決定権を持つ彼が、その地位と絶大な権力とを利用して
自己の利殖を貪る行為は、極めて重大な犯罪と言える。
そして、この行為を厳しく糾弾できない連中は、彼と同じ
スネにキズ持つ輩と見做してよいだろう。

 企業が人を評価する時、その企業活動に必要なスキル
とマインドとで、4つに分類する。一番上を”人財”と呼び
スキルもマインドも高い。次は”人材”で、スキルはまだ
無いがマインドが高い社員だ。三番目は”人在”と呼ばれ
スキルはあるがマインドが乏しい社員である。

 そして最悪な部類になるのが”人罪”と呼ばれスキルも
なければマインドも無い社員である。世襲などによりこの
類の者が重要なポストに就けば、やがてこの会社は衰退
し消えて行くことになる。

 社会貢献と利益追求を目的とする企業においては上記
のように分類されるが、国民に奉仕すべき公人、とりわけ
国の命運を左右するような、極めて重要なポストにいる高
官達においては、どのように分類すべきだろうか。