三国志(その2)2006年06月01日 22:41

< 曹操猛徳の肖像 >

 三国志の悪役”曹操猛徳”は異能の人であった。武将
であり政治家、そして優れた詩人でもあった。それまで
のしきたりや格式といった既成概念を打ち壊し、登用す
る人間の”技”そのものを冷静に評価し重用したが、その
あまりの合理性ゆえに”治世の能臣、乱世の奸雄”と評
された。

 中華思想の中心であった儒教を否定し、孔子の子孫で
ある孔融を処刑した曹操は、退廃した叡山の僧兵達を見
て”仏は単なる木石である”と言い放って、比叡山を焼き
払った織田信長によく似ている。ただし切れ長で端正な
顔立ちの信長に比べ、彼は背が低く不男であったようで
外見はあまり似ていなかったようだ。

 その曹操が官渡の戦いに勝利して呉を滅ぼし、勢いに
乗って赤壁の戦いに向かう船上でこんな詩を詠っている。

  対酒当歌:酒に対しては当(まさ)に詠うべし。
  人生幾何:人生幾ばくぞ。
  譬如朝露:譬えば朝露の如し。
  去日苦多:去りし日は苦しきことのみ多かりき。

 この後、諸葛亮孔明の呼ぶ神風によって劉備・孫権の
連合軍に大敗することを予見するかのようである。

ComCom2周年イベント(その2)2006年06月02日 22:16

< 永ちゃんが作った立て看板 >

 いよいよ明日は、コラボレイトショップ”ComCom”の
2周年記念イベントが開催される。江川には松原館長
手作りの夢のかけ橋がかけられ、通りにはコムハウス
IT技術部長の永長さんが作った立て看板が立った。

 朝から松原さん、飯田さん、永長さん、そして横田さん
を始めデジカメ教室の皆さんなど、大勢の方々が明日の
準備を進めておられた。午後からは松原さん、小野村さ
んを中心に婦人部隊も集まって、明日の兵糧作戦(混ぜ
ご飯とトン汁の準備)を始められた。

 私も午前中の国際健康磨奨教室と午後からの中国語
教室を終えてから、バザーのためのテント張りなどを手
伝った。テント2張りと長テーブル5脚は、副代表の飯田
さんが手配してくれたものだ。飯田さんはコムハウスの
イベントに必要となる物を、いつも難なく調達してくれる。
彼の顔の広さとフットワークの良さには、心底感服させ
られる。

 PR作戦としては既にチラシを配り、立て看や旗などを
立てたが、夕方になってから、もう一押しをということで
10本並べた旗にクリスマスイルミネーションを取り付け
ることにした。季節外れのイルミネーションではあるが
明日の人寄せに役立つことを願いつつ、赤や緑に点滅
する電球を見つめていた。

ComCom2周年イベント(その3)2006年06月03日 22:16

< 映画会:チャーリーとチョコレート工場 >

 天候にも恵まれ、婦人部隊の大活躍もあって千客万来
の大盛況であった。当初二日間で100食を予定していた
混ぜご飯と豚汁が大好評で、初日だけで全て売り切れと
なってしまった。

 婦人部隊の凄いところは、明日もきっと大勢の方々が
これを目当てに見えられるに違いないと考え、疲労困憊
の身体にムチ打って、明日のためにさらに100食を準備
するという。

 我々男どもであれば、目標達成で明日はのんびりでき
るぞと考えるところであるが、ご来場頂くお客様を想って
もう一踏ん張りする彼女らに、ただただ脱帽である。

 夕方6時半からは映画会が開催され、こちらも大入り
であった。上映作品は、”チャーリーとチョコレート工場”
で、小さなお子様から大人まで、誰もが楽しめるファンタ
ジーな映画である。私も昨年10月にシネプレックスで
観てきたが年齢を超えて楽しめる秀作であった。

 きっと明日も大勢の人達が来てくれることだろう・・・。