大相撲5月場所 ― 2006年05月03日 21:17
三月場所を筋書き通り玉虫色の結果で終えた大相撲の
五月場所が連休最終日となる7日の日曜日から始まる。
新大関白鳳の誕生、怪力把瑠都の新入幕、日本人力士
筆頭の大関栃東の横綱挑戦、初場所に連続優勝を7で
止められてしまったものの、三月場所で再び賜杯を奪還
した横綱朝青龍の快進撃が始まるのかなど、話題豊富
である。
そしてもう一人、甘いマスクで女性ファンの人気No,1
力士の大関琴欧州の逆襲なるか、である。新大関で臨
んだ初場所は10勝5敗、先場所は9勝6敗とやや低調
な成績に終わっているが、そろそろ初優勝が期待される。
琴欧州勝紀(ことおうしゅう かつのり)佐渡ヶ嶽部屋、本
名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、1983年2月19日
生まれの23歳、ブルガリア出身。身長203cm、体重は
144kg 、幕内通算成績:98勝52敗、殊勲・敢闘賞共に
2回、十両・幕下での優勝はあるが、幕内優勝の経験は
無い。
この琴欧州を見ていると、昭和30年代に活躍していた
第46代横綱朝潮太郎を思い出す。甘いマスクに濃い胸
毛、恵まれた体躯にもかかわらず腰高の危なげな相撲と
共通点は多い。当時の朝潮も女性に大人気であった。
彼の人気の高さは、当時話題となった邦画大作”日本
誕生”に出演したことでも窺がえる。この映画には後に
怪獣映画の生みの親となった円谷英二氏が特撮監督と
して参加している。
主演は三船敏郎で日本武尊を、原節子が天照大神を
演じている。朝潮は天照大神が篭った天岩戸の扉をこじ
開ける天手力男命(アマノタジカラオノミコト)役で出演し
ており、まさに適役(はまり役)であった。
五月場所が連休最終日となる7日の日曜日から始まる。
新大関白鳳の誕生、怪力把瑠都の新入幕、日本人力士
筆頭の大関栃東の横綱挑戦、初場所に連続優勝を7で
止められてしまったものの、三月場所で再び賜杯を奪還
した横綱朝青龍の快進撃が始まるのかなど、話題豊富
である。
そしてもう一人、甘いマスクで女性ファンの人気No,1
力士の大関琴欧州の逆襲なるか、である。新大関で臨
んだ初場所は10勝5敗、先場所は9勝6敗とやや低調
な成績に終わっているが、そろそろ初優勝が期待される。
琴欧州勝紀(ことおうしゅう かつのり)佐渡ヶ嶽部屋、本
名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、1983年2月19日
生まれの23歳、ブルガリア出身。身長203cm、体重は
144kg 、幕内通算成績:98勝52敗、殊勲・敢闘賞共に
2回、十両・幕下での優勝はあるが、幕内優勝の経験は
無い。
この琴欧州を見ていると、昭和30年代に活躍していた
第46代横綱朝潮太郎を思い出す。甘いマスクに濃い胸
毛、恵まれた体躯にもかかわらず腰高の危なげな相撲と
共通点は多い。当時の朝潮も女性に大人気であった。
彼の人気の高さは、当時話題となった邦画大作”日本
誕生”に出演したことでも窺がえる。この映画には後に
怪獣映画の生みの親となった円谷英二氏が特撮監督と
して参加している。
主演は三船敏郎で日本武尊を、原節子が天照大神を
演じている。朝潮は天照大神が篭った天岩戸の扉をこじ
開ける天手力男命(アマノタジカラオノミコト)役で出演し
ており、まさに適役(はまり役)であった。
百香亭の北京烤鴨 ― 2006年05月04日 22:35
今日の夕食は百香亭に北京烤鴨を食べに行った。私が
八王子に単身赴任していた時、事務所のすぐ近くに北京
家庭菜という中華料理店があり、親しい友人が訪ねて来
た時などにはよく北京烤鴨を食べたものだ。
中華街などで食べる北京烤鴨は、皮だけが出されて来
るが、北京家庭菜では皮を剥がれた鳥の肉も料理して出
してくれる。骨ごとぶつ切りにした肉をダシにしてつくって
くれる雑炊の味は絶品で、いつも酒席の仕上げになって
いた。
連休中盤の今日は混み合うだろうことを予想して早め
に百香亭に向かった。6時半頃の店内は予想通りかなり
の客で賑わっていた。運良く待たずにテーブルに着くと
さっそく注文した。
どんな北京烤鴨が出てくるのか楽しみに待つと、嬉し
いことに八王子の北京家庭菜と同じように皮だけでなく
ダックの肉を野菜と一緒に甘辛く炒めて出してくれた。
おまけに骨をダシにしたスープまで添えられてきた。
これで3,500円という値段は、かなり得をした気分に
なれる。これに盛りの良い炒飯か天飯でも頼めば、大人
4人が十分に満足できる。店を出る頃は既に満席で、入
り口付近には大勢の人達が順番を待っていた。
”百香亭”と”東来”、女化け通りを挟んで二軒の本格
的な中華料理店が味を競いあっている。どちらも”好吃”
しかも”便宜”である。双方加油!
八王子に単身赴任していた時、事務所のすぐ近くに北京
家庭菜という中華料理店があり、親しい友人が訪ねて来
た時などにはよく北京烤鴨を食べたものだ。
中華街などで食べる北京烤鴨は、皮だけが出されて来
るが、北京家庭菜では皮を剥がれた鳥の肉も料理して出
してくれる。骨ごとぶつ切りにした肉をダシにしてつくって
くれる雑炊の味は絶品で、いつも酒席の仕上げになって
いた。
連休中盤の今日は混み合うだろうことを予想して早め
に百香亭に向かった。6時半頃の店内は予想通りかなり
の客で賑わっていた。運良く待たずにテーブルに着くと
さっそく注文した。
どんな北京烤鴨が出てくるのか楽しみに待つと、嬉し
いことに八王子の北京家庭菜と同じように皮だけでなく
ダックの肉を野菜と一緒に甘辛く炒めて出してくれた。
おまけに骨をダシにしたスープまで添えられてきた。
これで3,500円という値段は、かなり得をした気分に
なれる。これに盛りの良い炒飯か天飯でも頼めば、大人
4人が十分に満足できる。店を出る頃は既に満席で、入
り口付近には大勢の人達が順番を待っていた。
”百香亭”と”東来”、女化け通りを挟んで二軒の本格
的な中華料理店が味を競いあっている。どちらも”好吃”
しかも”便宜”である。双方加油!
大相撲5月場所(その2) ― 2006年05月05日 20:40
横綱朝潮太郎は、同時期に先輩横綱で相撲の神様と
言われた栃錦と、土俵の鬼といわれた若乃花の二人の
影に隠れ、横綱としての成績はそれほど目覚しいものは
残せなかったが、人気では断然二人を上回っていた。
私も少年時代、小学校で行われた巡業相撲で実物の
彼を見て以来大ファンになっていたが、体格では一回りも
小さな栃錦や若乃花に、どうしても適わないのを不思議
に思いながら声援を送っていたものだ。
横綱在位17場所、通算52場所で431勝248敗86休
優勝5回、準優勝3回、殊勲賞4回、金星7個。これが彼
の全成績である。長かった栃若時代とその後に到来した
柏鵬時代の狭間に誕生した横綱であった。
さて7日から始まる5月場所には、多くの話題が盛り込
まれているが、貴乃花・武蔵丸の引退以来、一人横綱で
頑張っている朝青龍の連覇を脅かすのは一体誰なのか。
ラストチャンスとも言える栃東の悲願はなるのか。進境著
しい白鳳か、それとも先輩大関の琴欧州が意地を見せる
のか。
最近の5月場所の優勝力士を振り返って見ると、平成
15年から昨年までは三年連続して朝青龍が制している。
その前の14年は武蔵丸が、その前は貴乃花が、そして
その前の12年には当時西小結の魁皇が優勝している。
この優勝を足がかりとして、翌場所11勝4敗の成績
を残し大関に昇進した魁皇は、以来今日までの長きに渡
って大関の地位を守り続けている。5月場所最大のサプ
ライズは、先場所引退の淵に立たされミラクルな勝ち越
しで首の皮一枚で生き残った魁皇が、奇跡の復活優勝を
遂げるのか。相撲の神様はどのような筋書きを書くのだ
ろうか・・・。
言われた栃錦と、土俵の鬼といわれた若乃花の二人の
影に隠れ、横綱としての成績はそれほど目覚しいものは
残せなかったが、人気では断然二人を上回っていた。
私も少年時代、小学校で行われた巡業相撲で実物の
彼を見て以来大ファンになっていたが、体格では一回りも
小さな栃錦や若乃花に、どうしても適わないのを不思議
に思いながら声援を送っていたものだ。
横綱在位17場所、通算52場所で431勝248敗86休
優勝5回、準優勝3回、殊勲賞4回、金星7個。これが彼
の全成績である。長かった栃若時代とその後に到来した
柏鵬時代の狭間に誕生した横綱であった。
さて7日から始まる5月場所には、多くの話題が盛り込
まれているが、貴乃花・武蔵丸の引退以来、一人横綱で
頑張っている朝青龍の連覇を脅かすのは一体誰なのか。
ラストチャンスとも言える栃東の悲願はなるのか。進境著
しい白鳳か、それとも先輩大関の琴欧州が意地を見せる
のか。
最近の5月場所の優勝力士を振り返って見ると、平成
15年から昨年までは三年連続して朝青龍が制している。
その前の14年は武蔵丸が、その前は貴乃花が、そして
その前の12年には当時西小結の魁皇が優勝している。
この優勝を足がかりとして、翌場所11勝4敗の成績
を残し大関に昇進した魁皇は、以来今日までの長きに渡
って大関の地位を守り続けている。5月場所最大のサプ
ライズは、先場所引退の淵に立たされミラクルな勝ち越
しで首の皮一枚で生き残った魁皇が、奇跡の復活優勝を
遂げるのか。相撲の神様はどのような筋書きを書くのだ
ろうか・・・。
最近のコメント