打ち上げ成功2006年09月11日 22:03

< 宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センター >

 午後の1時44分、息子からメールが入った。情報収集
衛星光学2号機を搭載したH-ⅡAロケットが、宇宙航空
研究開発機構の種子島宇宙センターから、無事打ち上げ
られたとの連絡である。当初の予定では昨日打ち上げの
はずであったが、天候のため今日になったものだ。

 H-ⅡAロケットは、それまでのH-Ⅱ型を改良したもの
で、平成13年8月29日に試験機である1号機の打ち上
げに成功してから今日の10号機まで、5年間に10機の
打ち上げを実施している。 

 途中、平成15年11月の6号機の打ち上げに失敗した
後、1年3ヶ月の間打ち上げを中断していたが、平成17
年2月に打ち上げられた7号機が、無事静止軌道に乗り
気象衛星として親しまれている”ひまわり6号”として活躍
している。

 今年に入ってから、1月24日に8号機、2月18日に9号
機と、わずか1ヶ月の間に連続して2機の打ち上げに成功
している。この短期間での2機の打ち上げ成功は、日本の
宇宙開発史上初の快挙だという。

 この種子島宇宙センターは、略称を”TNSC:種子島ス
ペースセンター”と呼ばれているが、”TSC”では”筑波
宇宙センター”と紛らわしいため、間に”N”を入れている
そうだ。(ちなみに筑波宇宙センターの略称は”TKSC”
である)

 飲酒運転による殺人事件(事故ではない)や、親殺し
子殺しという殺伐としたニュースが飛び交う中、久々の
明るいニュースである。