「典故300則」その91 ― 2012年11月25日 10:06
素朴な疑問 “なぜ犬は片脚を上げて放尿するのか?” 今日はこの長年の
謎に明快な答えが出されます。
典故300則その91:狗腿子 gou tui zi
昔、一人の金持ちが脚を失うと、彼に仕える僕(しもべ)が主人の機嫌を取
るために言った。“私の脚を切ってご主人に付けてあげましょう、私は犬の脚
と換えられます。”すると主人は言った。“その犬は三本脚にならないのか?”
僕は言った。“泥で作った脚を、その犬に付けてやります。”
聞くところによると、それ以来犬の脚の一本は泥でできているといわれている。
彼らが放尿する時いつも脚を一本持ち上げるのは、恐らくその泥の脚が溶け
てしまうのを恐れるからである。
故に僕には犬の脚がある。それ以来、人々は“狗腿子”は悪辣な主のため
に悪事を働く手先を喩えるようになった。
最近のコメント