「典故300則」その872012年11月20日 09:01


 野田さんが、いよいよ腹を据えたようだ。「命もいらず、名もいらず、官位も金

もいらぬ人は始末に困る者なり。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして

国家の大業は成し得られぬなり。然れどもかくの如き人は、凡俗の眼には見る

べからず。」 これは西郷南洲翁の言葉だが、我々国民は金も名誉も、命さえも

擲ち不退転の決意を持って改革を進める漢の出現を心から待ち望んでいる。

 典故300則その87:改观 gai guan

 東漢の桓帝の時代、南陽地方は横暴な振舞いが蔓延り、彼らは特権を振りか

ざしてのさばり(横行霸道)、地方の役人でも彼らを捉える方法がなかった。

 その後、王畅という者が南陽の太守に任命された。彼は罪を犯した特権階級

の者を厳重に処罰し、彼らの汚職で得た財産を没収し、彼らの屋敷を取り壊し、

竈を打ち壊し、井戸を埋めた。これ以来、横暴な者達は皆恐れ戦いた。

 王畅の部下の一人が言った。“敷仁惠之政,则海内改观”その意味は“あなた

の聡明な智慧を用い、寛容と仁愛の政策の施行さえあれば、国中の人の見方

を変えさせることができます。”決して強硬な措置を取らないよう彼に勧告した。

 “改”とは改めること、“观”とは見解、観念のこと。“改观”は本来の見

方を変えることである。今では一般的に古い物を変えること、新しい面を現す事

に用いる。