「典故300則」その802012年11月12日 09:02


 “斧正(ふせい)を請う”、自分の詩や文章を添削してくれるよう他人に謙って

お願いする時に言う言葉である。“斧で正す”、今日はその語源を尋ねます。

 典故300則その80:斧正 fu zhong

 昔、鼻に小さな白いシミがついている土工がおり、石という名の大工が訪ね

てきて言った。“この斧でお前の鼻のシミを削ってやろう。”大工は見る間に斧

を振りかざして土工のシミを削り取ってしまったが、鼻には少しも傷はつかな

かった。土工は其処に立ったまま、少しも怖がらなかった。

 “斧正”の意味は本来腕の良い職人が斧で品物を修理し、更に良くすること

で、今では遠慮する人に文章を添削してやることに用いる。