「典故300則」その12 ― 2012年09月03日 07:08

昨日、久々に雨が降った。激しい雨のおかげで我が家の庭の花や野菜
たちも、朝晩の水やりに汗していた妻も、大いに喜んだことだろう。
雨を乞う時、中国時代劇「水滸伝」の主人公“宋江”を思い出す。梁山
泊の好漢百八人の首領で、あだ名を“及時雨:じーしーゆい”と呼ばれて
おり、これは“恵みの雨”という意味である。彼は役人時代、礼節を重ん
じ品行清廉で、困っている民を見ると、見返りを求めることなく救済した
という。賄賂で成り立つ中国社会には、希有の人財である。
今日のテーマは、禅のお話。
典故300則その12:棒喝
仏教の禅僧が入門者を迎える時、いつも棒で頭をひとつ叩き大声で一喝し
その適正を見た。
以来、“棒喝”、“当头棒喝”は人を目覚めさせる警告を喩えるようになった。
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