上海紀行その2.真漂亮!(じぇん・ぴゃおりゃん!)2010年10月25日 18:32

 上海夜景:黄浦江を挟んで眺める東方明珠

 黄浦江の辺から眺めた上海の夜景は、以前長先生の授業で学ん

だ“東方明珠:上海”そのままの景色でした。刻々と変わる上海タワー

の煌びやかな輝きと、川面を行き交うナイトクルーズの客船を飾る電

飾、そして周囲の高層ビル群から無数に放たれる光のシャワーとが

コラボレイトして、実に見事な夜景を醸し出していました。

 しかし、上海で最も印象に残ったのは50年の歴史を持つという上海

雑伎団の華麗なる演技でした。撮影は禁止されていましたので、写真

を添付することはできませんが、曲技あり、イリュージョンあり、大技あ

りと、観客の目を釘付けにするアトラクションが次から次へと飛び出し、

中でも直径6m余りの球体の中を5台のオートバイが疾走するラスト

パフォーマンスは圧巻でした。

 翌日は大混雑の万博を避け、悠久のかほり漂う蘇州観光に出かけ

ました。日本でも除夜の鐘と張継の詩碑「楓橋夜泊」で有名な寒山寺

には「弘法堂」があり、正面には3体の仏像が祀られていました。中央

には西遊記でお馴染みの三蔵法師が、その右にはここで2年間修行

していたという弘法大師空海の像が、そして左には来日して仏教伝来

に大いに貢献した鑑真和上の像が鎮座しています。仲良く居並ぶ彼ら

が現在の日中関係を知ったなら、さぞや残念に思うことでしょう。