新年快楽!2007年01月01日 20:47

< 新年の朝日を浴びた我が家の蝋梅 >

 のどかな正月を迎えた。朝日を浴びた蝋梅(ろうばい)
が美しいと、朝早くから騒ぎ出した妻が、何枚も写真を
撮ってきた。蝋梅は、ろう月(旧暦の12月)に咲くことか
ら、”ろう梅”と名づけられたという説と、蝋細工のように
透き通った花だからという説があるそうだ。

 原産は中国で、その名の通り蝋細工のような半透明
の光沢を放つ花弁を持っており、強い芳香を発している。
冬晴れの日、群生した蝋梅の中で明るい日差しを浴び
ていると、まるで春になったかのような錯覚に陥るという。

 お屠蘇を飲みながら、三国志に出てくる”望梅止渇”と
いう故事を思い出し、もしかしたら曹操は、この群生した
蝋梅を見つけて兵士達を励ましたのかも知れない、など
と思いをめぐらしたりした。

 だが、蝋梅は”梅”の名がついてはいるものの、梅の
仲間ではなく、残念ながら梅の実はつけない。それでも
詩歌に長じ、風流を好んでいた曹操の故事としては、美
しい蝋梅の花の方が相応しいような気がする。

 花言葉は”自愛、温かい心”。

 祝各位在新年里万事如意、今年也請多々関照!

初詣2007年01月02日 20:19

< 女化稲荷神社の鳥居 >

 今日は朝方近くの女化神社に初詣に出かけた。龍ヶ崎
に転居してから毎年お世話になっており、今年で7度目
になる。元日には大勢の参拝客で混み合うのだが、2日
目となると、それほどの賑わいはない。

 女化神社は、縁起書によると創建は永正二年(1505年)
祭神は保食命(ウケモチノミコト)で、源頼朝が建久の頃
(1190~1199年)狩りの際に富士の裾野で助命した狐が
移り住んだという話が書かれている。

 その狐の後日談として、女化の狐伝説”狐女房譚”が
生まれ、今も龍ヶ崎に伝わっている。物語の内容は要約
すると、狐を助けた男のもとに後日その狐が女性の姿で
訪れ、夫婦になって三人の子をなすが、やがて正体が分
かり、去って行くという話である。

 この話は、KCNの水墨画教室の講師である遠藤洋鳳
先生が水墨画の紙芝居として制作され、ご自身のサイト
に掲載されていますので、ご覧になりたい方はどうぞ。
アドレス:http://ryugujyou.jugem.jp

 帰り際、新年の運試しとおみくじを引いてみたところ妻
も私も見事に”大吉”を引いた。どうやら今年は良い年に
なりそうだ。

新年快楽!周老師2007年01月03日 20:55

< コムハウスで講義中の周老師 >

 今日午頃、突然国際電話がかかってきた。昨年度コム
ハウスの中国語教室で講師を務めてくれた周さんからの
新年のご挨拶であった。昨年春流通経済大学を卒業され
現在は故郷の大連に戻られている。

 こちらから二度ほど手紙を出したのだが、音信が無く
少々心配していたところであったが、元気そうな彼女の
声を聞き安堵した。八月頃に出した一通目は、どうやら
届いていなかったようだが、昨年暮れに出した二通目を
昨日受け取ったということであった。

 中国の郵便事情を聞くと、日本と異なり自宅までは届
けてもらえないそうで、電話で連絡を受けてから最寄り
の郵便局まで受け取りに行くそうだ。電話の無い家では
時々郵便局に出かけて郵便物の有無を確認するのだそ
うだ。それにしても12月12日に出した手紙を受け取った
のが1月2日とは少々驚きである。

 周さんの授業を受けて、中国語を学ぶ楽しさを実感し、
今も勉強を続けている方が沢山おられる。竹田さん、小
川さん、吉川さん、渡辺さん、竹村さん、上杉さん、みな
さん目標は2008年の北京オリンピックまでに日常会話
をマスターし、中国旅行を愉しむことである。

 初代の王秀輝さん、二代目の周琨さん、そして三代目
の王万里さんと、いずれも大連在住の方である。受講生
有志で逢いに行けるのも中国語教室の楽しみである。