元気で・長生き・逝くときゃポックリ2005年05月23日 11:35

 日本の平均寿命は、男性78才・女性85才を超え世界一
の長寿大国に。一方、出生率はといえば年々下がり続け、
既に1.3を下回っている。 出生率2.1が現在の人口を維
持するための境界値といわれ、このまま続けば百年後の
日本の人口は、約半分になってしまうという。
  
 必然的に高齢者のみの家庭は年々増加し、訪ねる人も
なく寂しい毎日をひっそりと暮らしている独居老人の数は、
ますます増加しつつある。介護保険制度のおかげで介護
が必要となった老人には救いの手が差しのべられている
ものの、要介護レベルに至らない老人には何もない。単に
呼吸をしている期間を誇るだけの、うつろな長寿社会では
意味がない。

 行政は”高齢者に生き甲斐や楽しみを提供するしくみ”
創りに、もっと真剣に取り組むべきである。しかしながら、
行政にだけ頼っていたのでは、とうていこの問題は解決
できない。我々地域社会が、そして高齢者自らが積極的
にこの問題に取り組む事が大切である。

 私の目標は”GNPの実践”である。終の棲家である自ら
の地域を大切にし、積極的に地域とふれあい、仲間ととも
に楽しみながら地域に貢献する。こんな生き方を目指して
今後も自分らしい地域活動を展開してゆきたい。
      (G:元気で、N:長生き、逝くときゃP:ポックリ)

健康麻将の薦め2005年05月24日 10:52

  みなさんは”健康麻将”をご存知ですか。健康麻将とは
”お酒を飲まない・煙草を喫わない・お金を賭けない”とい
う”禁酒・禁煙・禁博打”で楽しむマージャンのことで、文字
も従来の”麻雀”と区別して”麻将”と書きます。

  麻雀は、明治41年に中国雲南の師範学校にいた樺太
大泊中学校教頭の名川彦作氏が持ち帰り、大正~昭和
初期には文化人の間で広く楽しまれ、あの菊池寛氏が初
代の日本麻雀連盟総裁に就任しています。

  また、留学当時に昭和天皇が級友と麻雀に興じられて
いたことは、あまり知られていないエピソードです。

 そして、あの阿佐多哲也氏の”麻雀放浪記”の登場によ
り、麻雀は日本全国に喧伝されましたが、どこか怪しげで
うらぶれたイメージが定着してしまい、不健康な男の遊び
(博打)として位置づけられてきました。

  そんな暗いイメージから這い上がるきっかけを創ったの
が、東大で麻雀をテーマに卒論を書き上げた井出洋介氏
でした。氏は麻雀を博打から競技へとベクトルを変換し、
老若男女誰もが楽しめる健康麻将を提唱しました。

  健康麻将は、頭と指先を適度に使い、仲間との会話を
楽しみながら和気藹々とできる健全な頭脳格闘技(メンタ
ルスポーツ)です。

  また、他の競技と違い”運:ツキ”と”技術:ヨミ”の混ざり
具合が絶妙で、年齢・経験・性別に関係なくノーハンデで
楽しむことのできる数少ない競技でもあります。

  今や健康麻将は密かなブームとなって、各地で楽しま
れています。あなたも家にばかり閉じこもっていないで、
近くの公民館やNPOに出かけ、新しい仲間を創ってみま
せんか。

本音とたてまえ2005年05月25日 23:53

 JR西日本の垣内社長の謝罪会見、小泉首相の年金未
納露見時の言い訳(人生いろいろ会社もいろいろ)西武
王国の独裁者堤義明氏の記者会見。名だたる組織の頂点
に立つ、成功者の見本ともいえる人たちが我々に見せた
顔である。いずれも悲しいまでに空しい。発する言葉に
心が添えられていないからだ。

 もう30年程前になるが、TBSラジオの土曜ワイド
という番組で、リスナーからこんな疑問が寄せられた。
「テレビ番組の西部警察を見ていて、警察がギャングと
戦っている時、我々は西部警察を応援しているがヤクザ
の人たちは、どっちを応援しているのか?」

 パーソナリティーを務める久米宏は、すぐに山口組に
電話した。組の幹部とおぼしき人の回答がふるっていた。
「家で家族と見ている時は西部警察を応援するが、組で
若い者と見ている時はギャングを応援する」

 人は組織の中で物を考える時、立場や損得を優先し時
として社会正義に反する行動や発言をしてしまう。これ
は決して犠牲的精神からのものではなく、私利・私欲や
保身を、組織のためとして自らを納得させているに過ぎ
ない。

 家で家族とテレビを見ている時のように、素直な心で
組織を動かせるようになれば、もう少し快適な世の中に
なるのでは・・・。