「典故300則」その10 ― 2012年09月01日 06:39

中国の伝統的楽器といえば、我々日本人は真っ先に二胡を思い浮かべるが、
この楽器は、唐代~宋代(AD600年代以降)にシルクロードを経由して西方から
伝来したと言われており、中国にはさらに古い伝統楽器が存在する。 古琴と
呼ばれる七弦の琴で、3000年の歴史が有るという。ご存知三国志の中で蜀の
諸葛亮が魏の司馬懿に攻められた時、陽平関で「空城の計」を用い、城門の上
で優雅に奏でていた琴である。
典故300則その10:板眼
中国の伝統的音楽に“板眼”と呼ばれる奏法がある。強く叩くを“板”と言い、稍
強く叩いたり弱く叩くのを“眼”と言った。
以来、“板眼”、“有板有眼”は道理,妥当、法則などの喩えとなった。
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