今月の映画鑑賞会2006年07月24日 22:52

< 三十六計のキャプテンスパロウ >

 今月の映画鑑賞会はジョニー・ディップの”パイレーツ
オブ・カリビアン・デッドマンズ・チェスト”を観た。全作の
”呪われた海賊達”の続編ということで、いきがかり上の
選択である。空いているだろう月曜日を狙ってきたのだ
が、夏休みとあってシネプレックスのロビーは母子連れ
で溢れていた。

 パイレーツオブ・カリビアンは大人気で、吹き替え版と
字幕版が同時に上映されていたが、母子連れの混雑を
避けるため、字幕版を選んだ。案の定、大して混み合う
事もなく希望の座席に着くことができた。

 この種の映画は、感動させたり泣かせたりの観客の心
に訴えるというものではなく、ファンタジックな映像と有無
を言わせぬ手に汗握る展開で驚かせ、ただただ観客を
楽しませることに徹している処に価値がある。

 主人公のキャプテンスパロウが、大勢の土人に追われ
ているシーンなどは、ドナルドダックが猛獣達に追われ
ている場面と完全に重なって見える。まさにディズニー
アニメの実写版というところである。

 エンディングでは、ラストシーンで自ら大蛸の口の中に
飛び込んでいったキャプテンスパロウを助けるべく、第一
作に登場した幽霊船長が現れ、観客を第三作へと誘(い
ざな)っている。恐るべしディズニー映画の商魂!