コムハウス映画会(その2)2005年11月22日 10:43

 洋画であれば”スティング”を薦めたい。1973年の
アメリカ映画で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのロバート
レッドフォードと、ますます渋さに磨きをかけたポール
ニューマンの競演で人気を博した。

 二人は4年前の1969年に”明日に向かって撃て”で
初共演し、”卒業”で可憐なヒロイン役を演じて一躍スター
ダムにのし上がったキャサリン・ロスとの三人で、主役の
列車強盗団役を演じ、この映画も大当たりしている。

 ”明日に向かって撃て”では、ポールニューマンが主演
であったが”スティング”では、ロバートレッドフォードが
主演を張っていた。しかし私の年代(昭和20年代)に
とっては、ポールニューマンの渋さに魅力を感じる。

 1961年制作の”ハスラー”は、もちろん数年後に新宿
オデオン座での再上映を観たものだが、迫力有るビリ
ヤードシーンは、今も眼に焼き付いている。1986年の
”ハスラー2”では、現役を引退し若いハスラーを育てる
という役所であった。あのトム・クルーズが気鋭のハス
ラーを好演している。

 スティングとは”虫や植物が外敵をトゲで刺す”という
意味で、転用して”人から金品をだまし取る”という意味
にも使われるようである。

 ストーリーは、恩人を殺されたロバートレッドフォードが
既に引退した凄腕のゴト師のポールニューマンの助けを
借りて、ギャングのボスから大金をだまし取って敵を取る
というものだが、その軽快な手口が実に巧妙で、思わず
引き込まれてしまう。

 敵役のロバートショウもいい味を出している。あの007
シリーズの”ロシアより愛をこめて”で、ショーンコネリー
扮するジェイムスボンドと列車の中で大格闘を演じている
あのタフガイである。

 この映画のオチには、きっと誰もが”あっ!”と驚くこと
請け合いである。洋画の娯楽版として一押しである。

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