「典故300則」その1022012年12月07日 08:45


 “国是”、国民が認めた、その国の政治の基本的な方針のことである。我が国の

今回の総選挙では国是を決めるための選挙としたいものだ。各候補者は自分の

揺るぎない信念を持って思いの丈を吐露してほしいものだが、当選の為の巧言を

並べるだけの薄っぺらな候補者が乱立している。我々はしっかりと本物を選び出

さなければならない。

 典故300則その102:国是 guo shi

 春秋時代、楚の国の宰相孙叔敖は倹約家で、謙虚で礼儀正しく思慮深い人で

あった。彼は事にあたって用意周到で、世間の風習に気を配って統治し、楚王の

覇業実現を助けた。 楚王は彼を重用し、いつも彼とともに治世の方法を話し合

っていた。

 ある時、二人が長い間話し合った後、楚王がしみじみと言った。 “寡人未得所

以为国是也。”その意味は、どうやら私は本当に正しい治世の方法を、まだ把握

していないようだ。

 “国是”は今では国家計画、国策を指す。

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