市議会傍聴2005年11月29日 16:12

 今日、龍ヶ崎市議会を始めて傍聴した。平成17年度
第4回定例市議会である。11月21日から12月5日迄
の期間に、計9日間の審議を行うという。私が龍ヶ崎に
転居してきてから約5年になるが、初めての経験である。

 議長団が2名、執行部24名に対し、議員団は26名中
22名の出席である。傍聴席は2階に用意されており前列
中央が報道関係者の席で、左右と2列目が一般傍聴席
であったが報道関係者ゼロ、一般傍聴者は私を入れても
僅か4名であった。おまけにその内2人は藤木妙子議員
の応援団で、彼女の一般質問が済むと早々に引き上げ
て行った。残ったのは以前”市民活動を考える会”で一緒
になった杉野さんと私だけという寂しさである。

 藤木議員は、前振りから始まり実に14項目に及ぶ盛り
だくさんの質問をされていたが、つまるところ市町村合併
について、なぜ利根町との合併を推進しないのかという
質問に要約されるものであった。

 市長は、終始落ち着いた様子で掴み所のない老獪な
答弁を繰り返していた。市政に疎い私は、藤木議員が
どうしてあんなにも利根町住民の心配をされているのか
が、よく解らなかった。機会があれば、後日お伺いしたい
と思う。

 曽根議員からの”たつのこアリーナ欠陥設備”の質問に
ついては、的を射た回答ができないまま昼の休会に入っ
てしまった。多分昼休み中に関係課所から情報収集して
答弁されたことと思うが、午後に用事のあった私は残念
ながら傍聴することができなかった。これについても後日
杉野さんにでもお聞きしたいと考えている。

 今回の傍聴で気づいたことは、傍聴席から議員団の
方々の様子がまったく見えないことである。傍聴者の目的
の一つは、自分たちが選び市政の行方を預託した議員達
が、どのような様子で議会に臨んでいるのかを、その目で
確認することである。

 議会の傍聴制度は、市民が市政に関心を持ち、議会と
市民との距離を縮めるための有効な方策の一つである。
市当局が市民に対し、市政への理解と協力を真に望むの
ならば、一人でも多くの市民が傍聴席に向かうよう誘導
することにも関心を払うべきである。