中国麻雀の醍醐味 ― 2010年11月05日 22:10
コムハウスで開催している健康麻雀教室は、国際ルールを採用して
いる。通って来られる方はほとんど女性で、初めて麻雀をやる方もお
られるので、どうせなら将来国際交流にも役立つ国際ルールで始め
た。国際ルールとは言っても、実は1998年に中国が国内各地のロー
カルルールを一つにまとめ、国際ルールを宣言したものである。
中国人にとって麻雀は国技であり、頭脳のスポーツとして老若男女
国中に広く普及している。このルールの基本はゆったりと綺麗な形に
仕上げる事であり、美しいものほど値段が高い。日本の麻雀のように
「リーチ、一発、裏ドラ」で高得点を狙う、手作りよりもスピードを重視
する賭けマージャンルールとは一味違う。
81種類ある手役は、どんな配牌が来ても必ず上がりを狙えるものに
なっている。リーチや裏ドラは無く、鳴いても値段は下がらない。王牌
を残さず、最後の一枚まで続ける。親の連荘は無く、公式戦では必ず
四風(東、南、西、北)の場を行う。
ここでは中国ルール独特の手役をひとつ紹介する。写真は「全小:
ちぇんしゃお」と呼び、数牌の1から3だけで4面子1雀頭を仕上げる
もので、24点の高得点になる。この場合は1筒と1索が刻子となって
いるので双同刻(しゃんとんく)の2点と、1筒が4枚使いになっている
ので四帰一(すーくいいー)の2点、それに喜双逢(しーしゃんふぉん)
の1点が加算される。もちろん同類項の「全大:ちぇんだー」と「全中:
ちぇんじょん」もあり、同じく24点の手役である。
初めての方には懇切丁寧にルール説明をしますので、一度コムハウ
スを覗いてみて下さい。毎週金曜日朝10時からやっています。
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